企業訪問

【17.06.01】次代を担う 次代を託す(12)

人の歩く姿を見て新たな時代を

 \; 上杉 輝子 会員 (株)コスモテックス 代表取締役社長

 平成五年、建物総合メンテナンス業として大場町で創業しました。同時期に長女も入社。平成十四年に現在の間明町に社屋を移し、二十四年目を迎えました。
 二十代後半、官庁、役所を中心に営業をしてきました。自分の人生を考えた時、もっと自分で生きがいが持てる仕事がしたい!と探し求め、会社を設立しました。建物を預かりメンテナンスをさせていただくということは、信頼関係がなければ任せていただけません。
 建物は時代と共に工法も資材も進化しています。それゆえに、洗剤・薬品等の勉強も必要です。お客様から「きれいになりました、ありがとうございます!」と言われることが一番嬉しく、その言葉がまた、次の仕事に繋がっていきます。プロとして、お客様からお預かりした資産価値を守り、向上させる義務があると考えています。経済状況に浮き沈みがあっても、人がいる限り、建物がある限り、メンテナンス業は必要とされ続けると思います。
 我が社の経営理念は、お客様に感謝の気持ちで、誠心誠意の技術を提供し、満足して喜んでいただくことです。社内では社員を中心に、定例会議を年に数回行っています。現在パートも含め五百名ほどのスタッフがいますが、新幹線の影響で金沢では、ホテル宿泊率が約一〇〇%の需要に対して、働き手が足りていないのが現状です。現場では、二十四時間どこかで誰かが頑張ってくれています。そういうスタッフの姿に元気と勇気をもらい感謝しています。
 創業者は創業者の悩みがあり、今後引き継ぐ側も同じく新たな問題を抱えると思います。今は亡き両親も会社を経営し、常に感謝の気持ちを持ち続ける人でした。そんな背中を見て育ち、生きる力が自然と身に付いてきました。自分自身、人様との信頼関係を第一に考え、今日を築き上げてきました。次世代には人の歩く姿を見て、良いところを取り入れて、新たな時代を生き抜いてほいと願っています。
 上杉会員の、奢ることなく、謙虚で優しい眼差しで時代を見据えている姿に、いつも心が惹かれています。

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