調査・見解・提言

【17.08.01】景況調査2017/4月〜6月

■経営の見通し好転予測

 \;  現在(四月〜六月)の経営状況は、(一月〜三月期と比べて)業況判断DIを全業種で見ると、売上高DIは四月調査の二一.〇から二二.九へとやや好転した。しかし、経常利益DIは一六.〇から七.九へ、資金繰りDIも、一一.一から三.六へ悪化した。
 経営の見通し(七月〜九月予測)では、売上高DIは一三.六から三二.五へ、経常利益DIは一二.三から一五.七へ、資金繰りも九.九から一二.〇へいずれも好転を予測した。

■卸小売業が好調

 \;  現在の経営状況を業種別で見ると、売上高DIは建設業で二〇.三ポイント、製造業で二一.七ポイント好転し、卸小売業はマイナス二〇から四一.七へとプラスに転じ、六一.七ポイント大幅に好転した。サービス業だけが一七.三ポイント悪化となった。
 業種別の経営の見通しは全業種で好転を予測する結果となった。
 雇用状況は全業種でマイナス三三.七となり、前回四月調査のマイナス三八.三からはやや上向いたものの人材不足は慢性化している。

■障害者雇用14.5%

 \;  障害者雇用の状況については「現在雇用中」が一四.五%、「過去に雇用したことがある」は一二%、「雇用したことがない」は七三.五%だった。現在雇用していない理由としては、「障害者に適した仕事がない」と回答した人が二二.一%、次いで「障害者との接点がない」「受け入れる施設・設備がない」と続いた。今後、障害者雇用を増員、もしくは新規で受け入れるお考えはありますか(複数回答可)の問いには「ある」が一五.五%、「ない」が四六.四%、「障害者就労を支援するジョブコーチ等の体制があれば検討したい」が八.三%だった。
 現状での自社の最大の経営課題は、人材育成が三六%、次いで売上高増加が一七%、事業承継が一五%という結果だった。

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