企業訪問

【18.10.01】事業承継(28)

人の命を守るため更なる品質向上を

 \; (株)北精テクニカ
代表取締役 村上 龍哉 会員

 同社は創業1984年、主に自動車部品の金属パイプ製品の切断、両端加工を行っています。村上会員は、自分のフレンチ料理店を持つことを夢見るシェフでしたが、社内事情で突如跡継ぎ候補となり2012年に入社しました。リーマンショック後の不景気を乗り越え、現在2代目社長として父親から引継ぎ4年が経ち、売上も順調に推移しています。
 事業承継は決して順調で円満ではなく、親子の激しい衝突がありました。それは、エアバッグのリコールをきっかけに、自動車業界における部品の更なる品質厳格化への対応をめぐる衝突でした。長年の実績により今まで通り生産性を重視する父親と、不良品を出す可能性があるということで、何よりも品質向上を重視する村上会員と大きく意見が分かれました。
 衝突の末、結果的に啖呵を切る形で社長になった村上会員が、まず行ったことは2つ。一つは品質検査体制の徹底強化で、検査員を2名から15名へ大幅に増やしました。もうひとつは営業の強化で、工場の稼働率を上げることを目的に全国を駆け回りました。強化した検査体制による厳格な品質基準をクリアした技術は、今まで知られていなかった全国からの需要を手に入れ、就任当時より売上が2倍近くまで伸びました。
 村上会員は、群馬同友会の会員である群馬県の取引先の社長から「経営者の学校」として同友会を勧められ、昨年入会しました。例会に積極的に参加する中で、まずは人の大切さを学んだと言います。さらに、経営指針講座を受講中で、社員の増加と来年に控えた新工場移転に向けて、会社の理念や方針を明確にするために奮闘しています。
 また、人の命を守るために更なる自動車部品の品質向上と、社員が働く環境を良くするために工場を新たに移転します。これから、明確な経営指針が出来上がり、よい労働環境のもと社員一丸となって事業を充実させていく未来の姿がとても楽しみに感じました。

▲ このページの先頭にもどる

同友会とは?へ

組織と活動内容へ

調査・見解・提言へ

勉強会&交流会へ

支部の活動報告へ

委員会活動へ

共同求人活動へ

会報誌 どうゆう石川へ

企業訪問へ

会員の声へ

リンク集へ

同友会活動支援システムへ

同友会PRムービーへ