調査・見解・提言

【19.07.25】景況調査2019/4月〜6月

建設業好転、製造業、小売業、サービス業は悪化傾向

 \; 第30回景気動向基本調査(2019年4月〜2019年6月期)
期間2019年6/18〜2019年7/10 回答93社(建15社・製20社・小売18社・サ40社・その他0社)/399社(23%)

 現在(4月〜6月)の経営状況は、(1月〜3月期と比べて)全業種で見ると、売上高DI(「増加」−「減少」割合)は4月調査の23.1から10.8へ、経常利益DI(「増加」−「減少」割合)は16.9から3.2へと悪化した。資金繰りDI(「余裕」−「窮屈」)は△3.1から3.2へ好転した。
 4月〜6月の経営状況を業種別で見ると、建設業では、売上高DIは9.1→26.7へ経常利益DIも同様に9.1→26.7へ改善した。製造業では、売上高DIが14.3→△15へ、経常利益DIも21.4→△20へと悪化した。資金繰りDIも△14.3→△10とマイナス傾向が続いている。卸小売業は、売上高DIが53.8→16.7へ、経常利益DIも15.4→5.6へと悪化した。資金繰りDIも△7.7→△11.1と更に悪化した。サービス業は、売上高DIが20→15、経常利益DIも20→5と悪化した。資金繰りDIは0→5へやや改善した。

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見通しは製造業が悪化予測

 \;  一方、経営の見通し(7月〜9月予測)は、全業種で売上高DIが4.7→17.2へ経常利益DIが1.6→11.8へ好転予測となった。資金繰りDIは3.2→0へと悪化予測となった。業種別の経営の見通し売上高DIは、建設業が△18.2→20へ、卸小売業0→38.9へ、サービス業8→12.5へ好転予測、製造業が21.4→5へ悪化予測となった。

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仕入単価は高止まり感、生産・営業設備は更に不足感

 仕入単価DI(「上昇」−「下降」割合)は全業種でみると45.5→33.8と高止まり感がある。業種別では、建設業が63.6→33.3、製造業71.4→40、卸小売業53.8→33.3となった。
販売単価・客単価DI(「上昇」−「下降」割合)は12.3→15.1とやや上昇した。
生産・営業設備の過不足感DI(「過剰」−「不足」割合)は、2回連続で△12.3だったが、今回調査では△16.1と更に不足感がみられた。
 雇用状況DI(「過剰」−「不足」)は、全業種がマイナス水準で、△38.5→△39.8と横ばいだった。

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