委員会活動

【17.04.27】第42回定時総会 基調講演

信念にまで願望を高めよう

 四月二十七日(木)、ANAクラウンプラザホテル金沢にて第四十二回定時総会が行われた。以下概要。
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 議長:三柳会員(?M.A.P.S/金沢中央)、議事運営委員:田野口会員(税理士法人サクセスブレイン/金沢城南)、議事録署名人:宮田(淳)会員(衣裳館クレイドル/南加賀)、資格審査委員:野崎会員(?ヴァケーション/南加賀)、十五時二十五分時点の出席者は七十六名、委任状百八十八通、合計二百六十四名で会員数四百八名の過半数二百五を越え本総会は成立した。議事では全ての議案が可決承認された。以下、議事録抜粋。
◆第一号議案「二〇一六年度事業・活動経過報告」は議案書にそって金谷副代表理事が報告した。
◆第二号議案「二〇一六年度 決算」と四月七日の会計監査結果に基づき第二号議案の「二〇一六年度 会計監査報告」を神川総務委員長が行った。
◆第三号議案「二〇一七年度 運動方針」の説明を岩木代表理事が行った。新年度スローガンは「信念にまで願望を高めよう」。基本方針として本年度は五か年ビジョンの最終年度となり、会員企業の黒字率七五%、経営指針成文化率六〇%をめざすこと、会勢四五〇名を達成して、団体としての知名度を高めることなどが報告された。
◆第四号議案「二〇一七年度予算」は神川総務委員長が報告。期首は四百三名の会費収入をベースとして組み 、前期、対予算ベースで百四十九万九千四百七十円の増額の予算を編成したことを説明。また、地球環境にも貢献できるペーパーレスの推進と一斉送信のFAXの使用を減らしe.doyuの利用促進による通信費の更なる削減、車両交通費の削減など、管理費の削減により繰越金に頼らない収入ベースでの財政健全化を継続することを報告した。
◆第五号議案「石川県中小企業家同友会規約の一部改正」について、神川総務委員長が説明。目的を追加したのは「三つの目的」だけではなく、同友会理念の全てを網羅したため。役職の改廃については、常務理事を廃止し、専務理事を必要に応じて配置するとした。常任理事の任務を明確化し、支部長は常任理事となる。専務理事については「一名とします」と言い切ると現在不在であることとの矛盾があるので、「必要に応じて設ける」ことを三役会で決めた。特別理事選出については、理事より互選とし…を追加する。見舞金の「入院」は入院の情報が掴みきれないこと、個人情報の観点から外した。慶弔規定については、必要と認められる時は総務委員長と事務局長で協議して決定するとして臨機応変に応じて対応できるようにしてある。
◆議案に関する事前質問はなかった。
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 新年度役員を代表して岩木代表理事が挨拶し、今後の発展に尽力したいと抱負を述べた。
 その後、二〇一六年度支部活性化指数最優秀支部として南加賀支部を表彰し、坂本勝南加賀支部長に表彰状を授与した。

神子原米をローマ法王に献上

 \;  第四十二回定時総会基調講演が四月二十七日(木)、ANAクラウンプラザホテル金沢にて行われました。羽咋市でスーパー公務員として活躍された高野誠鮮(たかのじょうせん)氏(元羽咋市職員、氷見市地方創生アドバイザー)が「限界集落からの脱却」〜行動するから可能性は見つかる〜と題して基調講演しました。
 ローマ法王に地元の神子原米を献上し食べさせたことで全国的にも有名な氏の行動力を垣間見ることができる貴重な講演内容となりました。
 役所の優秀な人がなぜ過疎地を作ったか、それは「あぶない」と思うことにはハンコを押さないからからだと言う。当初は計画書を作ってもなかなか通らなかったようです。しかし、理解ある上司に恵まれたことで様々なことに挑戦することができ、今でも感謝しているそうです。
■成功するまで失敗すればいい
 大切なことは「成功するまで失敗すればいい。失敗しない人間は何もしていないということ。失敗は何かをやった証拠である」と語りました。
 成功への思考の方向性として「できない理由を考えない」「条件を外に出さない」「原因をリサーチする」「ゴールに近づくための積極的で前向きな対処法を実施してみる」「駄目もとで、とにかくやってみる」の五つをあげました。そして、疲弊する里山農村の過疎・高齢化対策について話しました。
■メディア、プラン、交流の戦略
 プロジェクト推進の基本的な考え方は「理念=地域・組織を一人の人間として捉える視観」「戦略=多くの人を動かすメディア戦略、購買意欲をかきたてるブランの戦略、多くの人が訪ねる交流戦略」そして「実践=ここまでやるのかという行動力」。
 事例として羽咋の神子原米のローマ法王に米を食べさせたエピソードや、空き農家・農地情報バンク、鳥帽子(えぼし・おぼし)親農家精度、農家カフェ、マエストロの村づくり、農家だけで作った株式会社など数々のブランド戦略の成功事例を紹介しました。
■行動することの大切さ痛感
「地域にあるもの全てを活かす」その手法は行政だけでなく、地域の人々から民間企業、大学までも動かしているとのことです。そのプロデュース力は、ドラマのストーリーのように展開していました。
 本来は人もトマトも「枯れる」が今の社会は余計なものが多く入りすぎているから「腐る」という言葉が印象的でした。物事をシンプルに的確に考え、行動することの大切さを痛感した講演でした。
 講演時間が足りず、終盤は駆け足になってしまいましたが、氏の熱き思いと行動力と「成功するまで失敗しつづければいい」という高野氏の考えに感銘を受けました。

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