支部の活動報告

【22.11.07】第1回 CONNECT DAY 中小企業と地域が元気になるために 〜課題解決に向けた「人を生かす経営」とは

第1部 講演 「コミュニケーション×コラボレーション×イノベーション」

 \; 多田 隆保 氏 
(株)CCイノベーション(北國銀行グループ) 代表取締役社長


 多田氏は新卒として北國銀行に入行し、今の役職に就いています。昔と今の若手社員とでは、働くことの目的が変化してきており、自身の経験を踏まえながら、社員の人生を豊かにするための施策をしているとのことでした。
 コロナ禍以前では考えられなかった、役員会の全社員への公開など、手段は変わっても、コミュニケーションを取り続けてきたことで生まれたものもあります。昔の当たり前が通用しなくなっている今、経営者はそれを受け入れ、学び続けなければならないと指摘しました。
 ケーススタディを交えたお話は非常にわかりやすく、学びの多い時間となりました。

第2部 例会 「1ミリでもいいから一歩踏み出せ」

 \; 萩野 充弘 会員  
萩野塗装(株) 代表取締役

 『元気ですか〜!』萩野会員の元気な登場からスタートしました。
 萩野会員は祖父の創業した萩野塗装(株)へ28歳で入社しました。当時の社内は雰囲気が悪く、ノーコミュニケーション状態、そのため人材も定着せず採用も難航していました。
「石川県で一番になること」を掲げるも、具体的解決策もなく、労務や財務管理にも粗がありました。
 同友会へ入会して「この会社を承継するには何をすればいいのか?」を考え、共育ちの会社を目指します。例会で学びを得る度、自社でも実践しようと意気込むも、父であるワンマン社長と社内の重い空気を前にすると、躊躇して足踏みしてしまう日々が続いていました。
 しかし、9年前の経営者フォーラムで自社のような会社が見違えた話を聞き、ついに一歩踏み出すきっかけを得ます。それは朝礼という小さな取り組みからでした。最初は淡々としていましたが、今日まで一日も休まず続けた結果、実践する社風が根付きはじめました。
 萩野会員は、どこかで他責にしていた自分に気づき、「すべては自分の責任。自分で絶対やってやろうと覚悟し、本気になった瞬間チャンスを掴むことができた」と振り返ります。
 また、社員共育、新卒採用、社内の環境の改善など、同友会の各委員会に参加し、社員と共に取り組みました。朝礼をプラットフォームにして「前向きコミュニケーションNo.1企業」というビジョンを伝えています。そして、会社の成長に伴い、皆で同じベクトルに向かおうと作った「経営方針書」を社員と共有し、行動に落とし込むことで、今では社員が笑いながら現場から帰ってくる会社に成長しました。
 「1日1ミリの小さな達成で社風がカイゼンし、皆がポジティブになった。努力とは熱量でしか成し得ない。元気があればなんでもできる!」と熱い魂のこもった報告でした。

第3部  委員会・部会PR

 第2部例会の熱気をそのままに、第3部では同友会型企業づくりを推進する4委員会と2部会の部会長が登壇し、活動内容を発表、同時に会場内に活動内容を紹介する展示ブースが設けられました。

 以下ブースでの紹介内容。
 障害者問題委: 雇用提案、企業へのサポート。
 社員共育委: 経営者と社員の共育の実践紹介。
 経営労働委: 指針成文化講座について。
 共同求人委: 学校との連携、採用力強化の活動を紹介。
 地域政策委: 提言「日本でいちばん人と地域を大切にする経営者県」の発信。
 環境経営委: SDGs、脱炭素社会への取り組み方。
 女 性 部会: 活動内容の展示。
 広 報 委:  新入会員さん含めた31名のプロフィール写真撮影会。
 青 年 部会: 終盤に「青年部会活動を通じて学んだこと」を5名の勇志が7分間スピーチ。

若い力の熱い主張が締めくくりにふさわしく、実り多い一日が幕を閉じました。

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