委員会活動

【08.07.23】産学連携「求人活動講演会」

企業と学生の効果的なマッチングを~金沢工業大学との連携から~

   求人・障害者委員会では、七月二十三日、金沢工業大学企画調整部課長の福田崇之氏に「企業と大学の連携による人材育成プログラム」と題し、同学の求人活動(インターンシップ)を通じた産学連携の取り組みなど講演してもらった。参加者は二十五名。この講演会は、六月に同委員会が調査した求人に関するアンケートで、人材の確保に困っている企業が五割以上を占めており、またインターンシップに関心や期待が高まっているという結果から(詳細は会報七月二十五日号十一面参照)、夏のインターンシップや八月八日の合同企業説明会の前に開催をと?緊急開催?として企画した。金沢工業大学では、産学連携で人材育成をはかることに現在最も力を注いでおり、委員会ではこれを機に同学とも連携して求人活動に産学連携を積極的に取り込んでいきたい方針だ。以下講演要旨―。
 昨今の大学を取り巻く環境は十八歳人口の減少、理系離れの加速が進み、企業も人材不足による企業体力の低下などの課題がある。また本学の調査でも学生は企業のことを本質的には理解しておらず、ミスマッチによる早期離職が課題ともなっている。そこで産学連携のコンセプトを人材育成と定め実質的な効果をもたらしたい。対象は技術者を目指す学生だけでなく、エンジニアとして更にスキルアップを目指す社会人など様々。
 KITインターンシッププロジェクトは、連携する企業からプロジェクトテーマを定期してもらい、サマーインターンシップを希望する学生がそれについて企画・提案書を作成、ビジネス上のプレゼンを行って企業側が受入対象学生を選ぶというシステム。これにより学生の企業に対する本質的な理解も深まりミスマッチが軽減され、自社の社員教育として導入することも可能。また大学としても学生のキャリア形成にも効果をもたらすことが可能となる。そのほか、三ケ月~一年間、企業に研究・開発者として派遣する大学院インターンシップやエンジニア向けの経営品質講座などを行っている。
 この教育・研究活動を通じた産学連携の中での人材育成プロセスを経て、企業と学生の効果的なマッチングを目指したい。

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