委員会活動

【23.03.07】地域政策委員会 金沢星稜大学と「課題解決型共創インターンシップ」開催

地場の企業と大学が地域課題の解決を目指す

 地域政策委員会では、金沢星稜大学との課題解決型共創インターンシップを本年度も開催しました。「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、産官学金労言の連携による地域課題の解決が協調されています。特に地場の企業と地方大学が地域課題の解決にコミットしていくことを重要視しています。
 本事業はSDGsの達成に向け、地域政策委員会と金沢星稜大学との課題解決型共創インターンシップ事業を通して、地域課題の解決や、地域の活性化、中小企業の問題等を、企業と学生と一緒に考え、解決のプロセスや方向性を見出し、中小企業の課題解決や魅力づくりに繋げていくことを目的としました。


 \;  この事業のマイルストーンとして、今年7月に金沢星稜大学各ゼミ担当(5ゼミ)と地域政策委員会との企画・ゼミの研究課題と企業(3つのエリア8社8業種)のマッチングを行いました。
 次に課題・視察として8月より各ゼミの事業を開始。各企業の事業内容及び課題等のレクチャー及び現場の視察を行いました。また、ワークショップを2022年11月〜2023年3月の期間に実施し、各ゼミで企業の課題と地域課題の両方の実現に向けたアイデアを出しました。

 \;   成果報告会は、3月7日に金沢星稜大学で行い、大学生と企業での協働事業の成果や価値を共有しました。
今回金沢星稜大学の法学部、経済学部等、5ゼミ90名を超える学生が地域課題と企業課題について参加しました。また、同友会企業として、石川県内を3つのエリア8業種に分け、能登地区1社、金沢地区2社、加賀地区5社で参加し、業種としても、不動産、食品、建設重機、自動車、農業、製菓業、旅館業、産業廃棄等、様々な業種で実施しました。
 各社の課題は「能登島の活性化」「SDGsの実践を通じた長期的企業成長モデルの提案」「SDGs視点で企業の課題解決、見える化・ダイバーシティー・フードロス」「落ち込みを見せるコメの消費を増やす方法」「SDGsの視点でエコドライブ推奨・高齢化社会に対応したサポカー運転推進」「統合報告書における価値創造プロセス」「PR動画絵コンテを使った魅力づくり」としました。

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 \;  参加した学生からは「中小企業でも地域に素晴らしい会社があることがわかった」「地域の課題と企業の課題を知ることができた」「企業の方と直接議論することができた」「学校での学びを社会で実践することができた」といった感想がありました。
 参加した企業からは「学生の視点で柔軟なアイデアがでてよかった」「従業員もよい刺激をうけた。私たちが作る商品で人と人がつながることが出来ると伝わった事が嬉しかった」「今後のビジネスの展開につなげていきたい」との声があがりました。
 

 今回の事業を通して、石川県中小企業家同友会地域政策委員会では、これからの社会は地域課題や社会課題を企業だけで考えるのではなく、学生や行政、金融機関、地域の人々など、あらゆる「人」が共創し、それぞれの役割をもって課題を協働して解決していくことが大切であると考えます。
 課題を見つけるためにも、実際に地域や会社に出向き、目で見て、体験して、交流することが大切です。さらに、そこで感じたことを基に調査・仮説・検証し対話しながら楽しく進めることも重要なことです。そして、視点を「未来型思考」で進めていくこととしています。今後も石川県中小企業家同友会では、この事業を継続していく予定です。

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