支部の活動報告
金沢駅西支部 6月例会
金沢学生のまち市民交流館
6月26日(木)金沢駅西支部6月例会を開催し38名が出席しました。

「M&A~不易流行の経営の視点から~」をテーマとして、実際にM&A を経験された、北村隆会員、宗守重泰会員の二名からディスカッション形式で報告を行いました。
単なる売った・買ったといった取引の話にとどまらず、どの様な背景でその選択を行い、実際にどのような変化が起きたのか、今ある組織、新しく入った組織はどうなったのかを深く話してもらいました。
判断の柱にあったのは、「人」。困っている同業者、リーダー不在の会社、後継ぎがいない会社など、いい人材がその会社の都合で滞っている。そのような会社を受け入れるいわば救済型のM&A といえる背景でした。結果的には人の成⾧、業界の成⾧、組織内の活性化、シナジーも生まれる。とプラスの変化があったそうです。
収益や黒字化はそれが続いた結果であり、それが目的ではないという話もありました。ただ、そこには自社の経営スタイルを守りかつ、元の会社のスタイルも守る。というリーダーシップとバランス感覚が必要との事でした。

「不易流行」とは、古いものを大切にしつつ新しい物を外から取り入れる。という意味であり、今回の例会テーマである不易流行の経営の視点から考えると、変えてはいけないものは何か?新しく取り入れるものはないか?先ずはこれをしっかりと判断できる経営者の力が必要だと感じました。
社員や地域、自身にとって楽しい未来を描く経営者になれるよう同友会を通じて研鑽していく事が大切だと学びました。