企業訪問

【22.02.01】クローズアップ同友会型企業づくり(45)

仕事も同友会も人生もストーリーをデザインする

 \; 株式会社シィー・プランニング
代表取締役 金谷 道憲 会員
(石川同友会前代表理事)

■同友会は包摂的な生涯学習の場
 1989年、今から30年以上も前に、同友会に入会した金谷前代表理事は、今でも胸に突き刺さっている言葉が
あります。
 入会して間もなく京都での全国研究集会に出席し、グループ討論で入会した目的を聞かれ「仕事を取るため」と答えました。他県の理事の方から「君ね、しばらく雑巾掛けをしなさい!」と言われます。まずは自分を磨きなさいということです。それからは意欲的に例会や委員会に出席し、会員増強にも励みました。理事に推薦されてから、代表理事になるまで20数年、同友会を通して、素晴らしい人生を歩んでいる経営者のストーリー、経営物語を聴かせていただく機会がたくさんありました。まさに同友会は包摂的な生涯学習の場でもあると思います。今思えば、「雑巾がけ」とは、単に人間性を磨くことに留まらず、与えられた役をしっかりこなしていくことであり、また、同友会の活動や運動をし続けることで、同友会の理念の奥深さを理解し、同時に会社の経営レベルを高めていくことをよくしていくきっかけの「包摂的な言葉」であったと思います。
 同友会で培われた言動を、意外にも周りの人たちはその姿をしっかりみています。そこで初めて人間関係も仕事も繋がるのだと思います。これからも「よい経営者になろう」を目指して頑張っていきます。

■人と人を繋ぐストーリーを作る
 昨年、建築デザイン賞や広告景観賞などを受賞しました。反面コロナ禍やウッドショックなど、今までのデザイン力だけでは立ち行かない時代になりました。当社の経営理念は中国の古典『荘子』(そうじ)からとっており、その中のストーリーを社員共育にも活かしています。
 成功している人、経営者はストーリーをたくさんもっているものです。人が住む家にも沢山の想いがあり、そこにはストーリーがあります。そのストーリーをデザインし、希望を建築すること「人と人を繋ぐストーリー」を作り上げることを目指しています。そこに[ ]がある。カッコの中をあえて空白にし、顧客と共にその空白に何が入るのかを一緒にデザインしています。
 ウェブサイトもリニューアルしました。今後もC+REST(シィープラスレスト)「時めく暮らしと閑閑自適の住居を創造的につくる」という社是のもと、一年一年を木の年輪のように積み重ねていきます。

■ターニングポイントは「雑巾がけをしなさい!」
 同友会には必然的な歴史があり、多くの経営者たちから、素晴らしい人生のストーリーを学ばせてもらっています。自分の恥なる体験、「雑巾がけをしないさい!」、心に沁みる先輩のアドバイスが私の経営のターニングポイントになっています。同友会の芯をずらさず、それを信じて経営をしていけば必ず道は開けるもの。仕事も、同友会も、人生も、奥深いストーリーを創り出すことで経営人生が楽しくなる。これからもさらなる「ストーリーをデザインする」ことを続けていきたいと思っています。

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